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【2024年】節分はいつ?恵方巻の方角、豆まきの由来も解説

2024年1月19日

年が明け、1月も月の半ばを過ぎてしまいました(時間の早さに驚き!)が、2月のはじめにある伝統的な行事といえば「節分」ですよね。
豆まきをしたり恵方巻を食べたりして過ごす方が多いと思いますが、この「節分」には本来どのような意味や由来があるのでしょうか?
本記事では、節分の由来や節分の日の過ごし方、恵方巻の方角、豆まきの由来などを解説していきます。

節分とは?

節分
毎年2月のはじめにある節分ですが、もともと節分とは季節のはじまりである立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉でした。
なかでも、旧暦では「立春」が1年の始まりとされていたため、この立春の前日に「1年の邪気をはらう目的」で豆まきなどをするようになったのが、現在の節分の由来と言われています。

節分の日は年によって違う?!

実は節分とひとことに言っても、年によってその日が違います。

節分はいつ?と聞くと、「2月3日」と答える方が多いのではないでしょうか。
しかし、節分は立春の前日とは決められていますが必ずしも2月3日という訳ではありません。
というのも、国立天文台の観測によって「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」を立春と定めている関係で、太陽と地球の位置関係によって少しずつズレが生じ、必ずしも2月3日になるとは限らないのです。
例えば、今年2024年の節分は2月3日ですが、来年2025年の節分は2月2日になります。

豆まきなどの行事でおなじみの節分,節分はいつかと聞かれたら2月3日と答える人も多いだろう.しかし,この日付は固定ではなく,令和3年(2021)には2月2日となる.3日でなくなるのは昭和59年(1984)2月4日以来37年ぶり,2日になるのは明治30年(1897)2月2日以来124年ぶりのことである.どうしてこのようになるのか,簡単にまとめておこう.
節分は季節を分けるという意味の雑節で,本来は各季節の始まりである立春・立夏・立秋・立冬の前日それぞれを指すはずだが,そのうち立春の前日だけが残ったものとされている.つまり,立春が定まれば節分もその前日として定まるわけだ.
では立春はというと,春分や秋分と同じく二十四節気の1つであるから,2012年のトピックスで説明した秋分と同じ理屈で同じように変動する.すなわち,1年ごとでは1太陽年 365.2422日と1年 365日の差~約6時間ずつ遅くなる一方,うるう年には4年前より少し早くなる,というパターンだ.
こうして,しばらく2月4日の中に納まっていた立春の日が令和3年には2月3日へ移り,その前日たる節分も連動して2月2日へ移ったという次第である.

(引用元:節分の日が動き出す - 国立天文台暦計算室

節分になぜ「豆」をまく?

節分の豆まき
節分といえば、豆まきのイメージが強いですよね。
昔の日本では、災害、病気、飢饉などといった悪い出来事はすべて鬼によって起こっていると考えられていました。
そのため、節分の日の豆まきには、鬼に向かって豆をまくことで厄災をはらい、福を招き入れようとする願いが込められています。

では、なぜ投げるのが豆なのかというと、豆を含む穀物には邪気を払う力があると考えられていたこと、「魔を滅する=魔滅(まめ)」に通じること、平安時代に古代中国で大晦日に行われていた「追儺(ついな)」という邪気祓いの行事が日本に伝わると、「豆打ち」として日本国内で流行したことの名残など、諸説挙げられています。

豆まきの正しいやり方

豆まきのやり方は地域によって多少の違いがありますが、一般的に豆まきは節分の朝に、炒った大豆を桝に入れ、お供えするところから始まります。
マンションなどで神棚が自宅にない場合は、自分の目線より高いところに白い紙を置き、その上に塩と炒った大豆を置いておくと良いとされています。

鬼は真夜中にやってくるとされているので、できる限り豆まきは夜に行います。
豆まきは家族一家の幸せを願う行事であり、1年を無病息災で過ごせるように行うものなので、できれば家族全員が揃っていた方が良いでしょう。

窓を開け「鬼は外!」と大きな声で唱えながら外に向かって豆をまき、鬼が戻ってこないようにすぐに窓を閉めて「福は内!」と室内に豆をまきます。
家の奥から順番に撒いていき、最後は玄関まで撒いて家中の鬼を追い払いましょう。

すべての部屋で豆を撒き終えたら、自分の年齢に1足した数の豆を、無病息災を祈りながら食べて豆まきは終了になります。

節分の食べもの

節分の食べ物・恵方巻
節分の食べものといえば、恵方巻が広く知られています。
恵方巻とは、縁起の良い七福神にちなんだ7種類の具を入れた太巻き寿司のことで、使用する具材は基本的になんでもOKとされています。

恵方巻の「恵方」は、吉方とも呼ばれ、その方角には「歳徳神(としとくじん)」という神様がいるとされています。
節分の日には、この恵方を向いて、心の中で願い事をしながら黙って恵方巻を食べきると願い事が叶うとされています。
近年では寿司店やスーパー、コンビニなどでも趣向を凝らした恵方巻が多く揃っており、自分好みの具材を使った恵方巻きを選ぶのもいいですね。

恵方巻
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2024年の恵方は?

2024年の恵方は「東北東」です。
2月3日は、家族揃って、東北東を向きながら恵方巻を食べましょう。
また、恵方巻は巻物で「福を巻き込む」という意味も含まれています。
そのためご縁や福が途切れたりしないよう包丁で切ったり、家族で1本の恵方巻を分け合ったりせず、必ず1人1本を食べるようにしましょう。

まとめ

節分や恵方巻の意味や由来について紹介しました。
節分は旧暦では大晦日にあたる、1年の中で最も重要な日のひとつでした。
今では子供が豆まきをして楽しむ日、というイメージが強いですが、実際には1年の厄を祓って福を招くという意味が込められた大切な日です。
1年の健康と幸福を願って、良い1年となりますよう、今年の節分を過ごしましょう!

記事執筆者情報

栃木県のリラックス情報サイト-栃リラ
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